AC Flare Systems
可視炎の直立フレアで最小のコントロールで燃焼プロセスが実現できます。
- 炎がオープンな高層フレア
- 予混合燃焼
- 手動炎温度調整
- 低発光度
- 炎の高さのオペレーターコントロール
主要データ
- 使用可能フローレート範囲: 250から10,000Nm3/h
- ガスブースターを通した圧力上昇 約150 mbarg
- 炎温度 800℃~1000℃
- 滞留時間 未定
- 最低燃焼維持メタン濃度: 20%
AC Rangeのフレアスタックは直立炎の燃焼装置のプロセスをコントロールできるように設計されます。燃焼装置のバーナーチップの設計は予混合燃焼の理論に基づき、短く尖った形の炎や非発光の炎、反対に黄色い先端の長い炎とさまざまな炎の形状の燃焼装置を設計できます。
炎の温度は800から1000℃の範囲に収まるように設計されます。温度の違いはメタン濃度、フローレート、風向きによって生じます。
点火は始動時に自動的に行われます。また炎の状態が良くない時にはオペレータの設定時間にあわせて再点火が行われます。
ユニットはガスのレベルが燃焼の維持を出来ない場合にガスの拡散や換気ステーションとして動作します。
オペレータはさらにランオンモードを選択するオプションがあります。炎の状態が芳しくない時に、ユニットはオペレータが設定した間隔で再点火でき、さらに再点火が成功しない時には換気動作を続けます。
後者の特徴はメタン濃度が低下する時に特に有効で、また燃焼が発生している、していないに関わらず状態遷移の管理を常にアクティブにしておくために重要です。
このユニットは燃焼プロセスのコントロールの機能を提供できるように設計されています。しかしそれは排出に関する規格から要求される炎の温度を調整する機能は有しておりません。
直立炎については、二次燃焼空気のコントロールについては本質的に機能を有しておりません。二次空気は燃焼用のポートで燃焼ガスと混ぜるものですがそれは風の状態等で変化します。
炎の温度が1000℃の時には理論的に安定動作をしますが、しかしながらメタン濃度が低くて風が強い時は安定動作が難しくなります。
直立炎において温度が上昇している時に滞留時間を長くする事は不可能となります。
これは全ての直立炎型のフレアシステムについても同様です。
現在の規格で必要とされている燃焼状態を満たすためのフレアが必要な場合は、SC RangeやMC RangeもしくはRB Rangeのフレアユニットを用いる必要が御座います。